オイスカ茨城推進協議会は長年にわたってフィリピン・ネグロス島の子ども達を支援!

3 届いた楽器でコンサート「IBARAKI」を毎年開催 ー市の一大イベントとなった小学生による発表会ー

●楽器をネグロス島に持参

ネグロス島への楽器の搬送は、当初は我々が訪問する際に持参して届けた。ミカン箱程度の大きさの段ボール箱約20個を訪問するたびに持参した。空港でのチェックが厳しく、なかなか許可してもらえない。鍵盤ハーモニカを数個差し出して通してもらったこともある。三色ボールペンをあげたことも。バゴ市長から「これらの品物はバゴ市の小学校への寄付物資である」との文書を作ってもらって税関に提出もした。

●船便での楽器の輸送

税関の手続きがあまりにも煩雑であることから、船便による楽器の運送に変更し、持参するのは極力少なくした。今ではフィリピン人の経営する運送会社を利用することによって税関での心配をすることなく、円滑に送ることができている。大きな段ボール箱に鍵盤ハーモニカ40個ほどを入れて送れるのである。

●第1回茨城コンサートの開催

NGO茨城の会との連携によりネグロス島にたくさんの楽器を届けることができるようになり、バゴ市での音楽教育は充実することができた。1997年8月我々の訪問時に幾つかの小学校の参加により、第1回茨城コンサートがバゴ市で開催された。市役所から優秀な学校に賞を与えたいので審査をして欲しいとの要請があり、審査をすることとなった。しかし実際に審査を行ってみると、精一杯練習した子ども達に優劣は付けがたく、審査員は大変な苦労をした。次回からは審査をお断りしたことが思い出される。

 

●年々華美になる服装

コンサートは、次第に熱を帯び子ども達の服装が年々華美になっていった。衣装は学校ごとに競争のようになり、「楽器の演奏はできるが洋服が買えないのでお金を援助して欲しい」との声も届くようになった。このため、市役所では服装は学校の制服を基本とするよう通知を出して、普通の子ども達の姿に戻ったのである。

●20周年記念コンサートの開催

2018年8月に20周年記念茨城コンサートが、1,300名の小学生の参加のもとにバゴ市のラモントーレス・コロシアムで開催された。

●IBARAKIを3回開催した

茨城コンサートは、参加する学校が年々多くなり、バゴ市の大きな年間行事となった。国の交換が島に来るときには、コンサートを開いて歓迎するとのことである。2019年8月にネグロス島を訪問した時、「今年はIBARAKIを3回開催した」と言われ驚いた。コンサートは、近年は1,200名程の生徒が参加して開催され、その様子はユーチューブで世界に発信され、海外で働くネグロス島出身の人たちから感動のメールがたくさん届いたそうである。

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